紫色のクオリア

昔、シフトというライトノベルを読んだ。いつの頃かは忘れてしまったけど、図書館で借りてたから多分お小遣いの少ない中学時代。

高校生の頃その作者の新刊を買った。それこそが紫色のクオリア。その作者、うえおさんの本はその次に出たヴィークルエンドも買ってるけど、紫色のクオリアが良すぎて読めてない。もっと色々出してくれれば相対的に期待値下がって読めるんだけど。未だに紫色のクオリアクオリアの翌年に出たヴィークルエンドがうえのさんの最新刊。

さておき、紫色のクオリアこそがライトノベル(の括りにはどうにか収まってると思う、ギリギリ)最高の一冊であるというのが自分の持論で、ひょんなことから漫画版を読んだことでそれを再認識していた。

SFはニワカもいいとこだけれど、あの一冊に凄まじい世界展開全てぶち込んでまとめ上げているのは本当に素晴らしい。読後感を忘れられない本の一つで、申し訳ない話だが他のラノベであの読後感を得たことはない。

気付いたら出版から10年経ってたので想いを排熱してみました。